藤原純友の乱と日振島の財宝伝説 blog

天慶年代 東の平将門の乱とほぼ同時期 時の律令国家に反逆し瀬戸内海・豊後水道で乱を起こした藤原純友の歴史とその財宝伝説を研究しています。最近、藤原純友の根拠地といわれた愛媛県宇和島市沖合いに浮かぶ日振島で新たにいろいろなことがわかってきました。純友の歴史研究をたどりながら、純友の財宝伝説に迫っていきます。

2014-10-18から1日間の記事一覧

伝承化する純友将門共謀説

>「将門純友東西軍記」によると、偶然京都で出会った将門と純友が、承平六年(936年)八月十九日に比叡山へ登って、平安城を見下ろしながら、「将門は王孫なれば帝王となるべし、純友は藤原氏なれば関白にならん」と約束し、双方が国に帰って反乱を起こ…

比叡山の誓い 純友将門共謀説

今回から、天慶の乱(平将門の乱と藤原純友の乱)から生まれた、古代日本史の律令政府最大の危機の中、最も劇的な場面として伝説化し語り継げられてきた、純友将門共謀説についてお話します。 平将門の乱において、将門が明確に律令国家に対して叛逆の姿勢を…