藤原純友の乱と日振島の財宝伝説 blog

天慶年代 東の平将門の乱とほぼ同時期 時の律令国家に反逆し瀬戸内海・豊後水道で乱を起こした藤原純友の歴史とその財宝伝説を研究しています。最近、藤原純友の根拠地といわれた愛媛県宇和島市沖合いに浮かぶ日振島で新たにいろいろなことがわかってきました。純友の歴史研究をたどりながら、純友の財宝伝説に迫っていきます。

2014-09-29から1日間の記事一覧

純友 日振島へ

さて、日本記略 承平六年(936年)六月某日条 に記載されている記事 「南海賊徒の首藤原純友、党を結び、伊予国日振島に屯集し、千余艘を設け、官物私財を抄却す、ここに紀淑人をもって伊予守を任じ、兼ねて追捕のことを行わしむ」とあります。 そうして…

純友登場 海賊鎮圧のため伊予に向かう

さて、先の喜多郡不動米略奪事件の約一年後の承平六年三月某日、歴史史料上に初めて藤原純友の名前が現れます。 その記載は、 吏部王記(りほうおうき)の記載で承平六年(936年)三月某日に この日、前伊予掾 藤原純友が、党を聚めて伊予国に向かい、「…